前回、語学学校の国籍バランスについてのメルマガで、学校によっては、ある地域の学生が比較的多く集まっているところもあるというお話をしました。
アジア系生徒が多く、日本人も20%~半数くらい在籍するような語学学校もあります。
英語を学ぶ環境として、日本人が多いというのはデメリットになるのでしょうか?
これまで大変に多くの日本人留学生をサポートさせていただいた経験から言うと、学校に日本人生徒が多いということは、必ずしもデメリットにはなっていません。
むしろ、そのような学校の方が英語力がぐ~んとアップするような生徒さんがいます。
その理由は?
◆日本人生徒が多い学校がおすすめの理由
日本人生徒が多く集まる学校には、なぜ日本人が多く集まるかの理由があります。
第一には、その学校には日本人に英語を教える経験が豊富な講師がそろっているということです。
日本人は文法はわかるけれども、話すのが苦手、LとRの発音を聞き分けられない、授業中は自分から積極的に発言や質問をしない、など日本人生徒特有の弱点、英語学習でつまずきやすい点をよく理解している講師がいるのです。
そのような講師は、日本人生徒が発言しやすいように発言を促してくれたり、日本人生徒が興味を持ちやすい文化的な話題を振ってくれるなど、
例えば南米圏などのおしゃべりが大好きな生徒たちの中でもしっかりと発言の機会を得られるような配慮を知っていてくれます。
そしてまた、同じクラスメイトに日本人がいれば授業でわからなかったことを放課後などにお互いに日本語で助け合って復習したり、宿題に取り組んだりすることもできるでしょう。
それに、たまには日本語を話してリラックスできた方が、英語学習の効率があがる、という人もいると思います。
ただし!
ほとんどの語学学校では、学校内での母国語の使用を厳しく取り締まり、禁止しています。何度も注意されてレッドカードを受け取ってしまうと、退学になってしまうケースもあるほどです。
やはり大切なのは、英語にたっぷり触れること、使うことであることには変わりありませんね。