語学学校では、授業を行うクラスを英語の学力によってある程度レベル分けをしています。
ある学校はレベルが4つに分かれていて、ある学校はレベルが15にも分かれています。
さて、どちらがいいのでしょうか。
一般的に、大規模校は生徒の人数が多いですから、クラス分けも細かなレベルに分かれています。
15以上のレベルに分かれているところや、レベル数は10段階であっても、各レベルで複数クラスが設定されていることもあります。
◆細かなレベル分けのメリット
レベル設定が多くあるとどんなメリットがあるでしょうか?
それは、「クラス内のレベル差が少ない」「自分のレベルにピッタリ合っている」という点です。
極端な例として、レベルが3つしかない学校と、10段階ある学校を比べます。
レベルが3つしかない学校では、中級前半、中級、中級後半の人はみんな「中級」という一つのクラスで勉強をすることになります。「中級前半」の人と「中級後半」の人とでは、やはりレベルが違いますからもしかしたら、
授業中に「難しすぎる」「簡単すぎる」と感じることがあるかもしれませんね。
特に日本人の生徒はシャイで、他国の生徒に比べると授業中、あまり積極的に発言をしないと言われています。
あなたが「中級前半」のレベルで、「中級」「中級後半」の他の国の生徒さんが、べらべらべら~と授業中に話してしまったらどうでしょう?多くの日本人留学生がこのような場面で萎縮してしまい、発言をする機会を逸してしまっています。
一方レベルが10段階に分かれている学校ではどうでしょう?「中級前半」「中級」「中級後半」の3人は、それぞれ別のクラスに分かれます。
クラスメイトのレベルが似通っているので、誰か一人が突出しているということがありません。それぞれが、より自分に適したレベルで授業を受けることができるわけです。