航空券を入手する~その2:片道か往復か?

航空券を買う時に、往復で買うのか、それとも片道だけとりあえず買うべきなのかという質問をよくお受けします。

★短期留学の人
6か月未満の短期留学の方で、学生ビザ(Study Permit)をとらない方は、迷わず往復チケットを購入してください。

なぜなら、カナダへは「観光」というステイタスで入国することになり、ビザがなく、パスポートにはスタンプが押されるだけです。その時、帰りのチケットも持っていることがカナダ入国だけでなく、日本出国の条件となっているからです。

★長期留学、ワーキングホリデーの人

<帰国日が決まっている>
帰国日がきっかりと決まっている場合は、往復チケットを購入しましょう。片道を2回買うよりもずっと安いです。

<帰国日が決まっていない>
「オープンチケット」と呼ばれる、帰国日の変更が可能なチケットを購入するとよいでしょう。6カ月オープンや、1年オープンとよばれ、その期日以内ならいつでも帰国日を設定できるチケットです。

ただし、日程変更には回数などの制限があったりするので確認が必要です。また、航空会社や帰国ルートの変更などを変更することはできません。

<帰りは違うルートで帰国したい>
最初はバンクーバーで勉強をして、トロントへ旅行に行き、トロントからそのまま日本帰国というように、到着する都市と出発する都市が異なる場合は、「オープンジョー」という往復チケットを購入するか、あるいは片道チケットを購入して、帰りの分はカナダで購入するという方法がいいでしょう。

◆片道よりも往復チケットが安い!?
航空券の値段を見ていると、往復のほうが安くて、片道のほうが高い!という不思議な現象をよく目にすることと思います。

では、往復チケットを購入しておいて、復路(帰路)を破棄する(使わない)というやり方はいいのでしょうか?

 
購入したチケットが正規航空券(割引が一切ないタイプ)であれば復路を使わないということも問題はありません。

ですが、割引価格で購入した格安購入権などは、往復で使用することを前提に販売されています。

ですから、片道しか利用しなかった場合、正規料金との差額が請求されることがあります。

また、噂は噂で、噂でしかないのかもしれませんが、ブラックリストに載る!?というのもよく聞く話です。

要は、もし、帰路の破棄をするつもりがあるならば、万が一、後で何かしらのペナルティが課されるのを覚悟し、自己の責任でする、ということですね。