ビザの種類(5)観光ビザ

留学で使えるビザシリーズ、最後は、誤解されがちな「観光ビザ」です。

前のメールでお話ししたように、カナダに短期間(6か月未満)だけ滞在する場合は、日本のパスポートのみ持って来れば、ビザは不要です。

パスポートに入国のスタンプと6か月後の日付が記載されます。

ビザなし、つまり観光客と同じです。

この時のカナダでのステイタスは「Visitor(ビジター・観光)」です。
パスポートにスタンプを押された状態であり、紙のビザは発行されません。

そして、スタンプを押された人は、6カ月間のカナダ滞在が許され、通学することも可能です。

◆6カ月後にビジター延長、それが観光ビザ

ですが、ビジターとしてビザなしで6カ月滞在した後に何らかの理由で再度「観光」として滞在を延長する場合、申請料を支払って「観光ビザ」を取得します。

この観光ビザはスタンプではなく、「紙の状態」のビザです。

この紙の状態の観光ビザは、学生ビザやワーキングホリデービザなど、その他のビザから「観光」として滞在を延長する場合にも使うことができます。

◆カナダ留学で使えるビザの種類まとめ

ワーホリビザ
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〇 滞在(1年間)
〇 通学(最長6カ月まで)
〇 仕事(一部の職種では条件があります)

ビザなし(観光)
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〇 滞在(最長6カ月)
〇 通学(6カ月以内ならOK)
× 仕事

学生ビザ(Study Permit)
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〇 滞在(通学期間+3カ月程度)
〇 通学(6カ月以上でもOK)
△ 仕事(条件あり)

Co-op / インターンシップ
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〇 滞在
〇 通学(専門学校、カレッジ、大学)
△ 仕事(学業の一部、関連分野のみ)

ポストグラデュエーションビザ(卒業後の就労ビザ)
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〇 長期滞在(通学の長さによって異なる)
〇 仕事(関連分野)
〇 正規就職、移民のチャンスを広げる

観光ビザ(紙で発行されるビジター)
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〇 滞在(最長6カ月延長)
× 仕事