今さらですけど、ビザって何ですか?

「ビザって何?」
「パスポートと何が違うの?」
「VISAカードなら持ってるんだけど・・・!?」

ビザ、日本語では「査証」といいます。簡単に言うと、
外国人がその国に入国するための、入国許可証のようなものです。

「前に海外旅行した時はパスポートしか見せなかったけど?」

そうですね。

日本人であることを証明する日本のパスポートは、
国際的にとても信頼度が高く、
多くの国でパスポートだけで入国することができます。

つまり、「ビザなし」入国することができるのです。

ただしその多くが、

短期滞在であること
就労、定住などを目的としていない

というように、「期間」と「目的」が限られているのです。
その条件であれば、ビジターとしてビザ提出が簡略化されるわけです。

つまり、皆さんが「観光目的」で海外に行ったときに
ビザが必要とならなかったのは、
短期滞在のビジターと見なされたから、というわけです。

ですが今回、皆さんがカナダに行きたい理由は
「留学」であり、「長期滞在」です。

カナダの場合、ビジターとして(ビザなし)入国すると
滞在できるのは原則として6カ月以内、
もちろん、仕事をすることはできません。

それ以上長く滞在したい場合には
しかるべきビザをカナダ大使館に申請し、予め取得、
カナダ入国の際に提出しなくてはならないのですね。

半年以上、フルタイムの学校に通学する人が必要な「学生ビザ」
働いてカナダドルを収入として得られる「就労ビザ」

これらのビザはそれぞれ、
入学が決まっていて、授業料を支払ったことを証明する書類や
雇用主がしかるべき面倒な手続きとコストをかけて申請するものです。

そんな中、

一生に一度だけカナダに1年間、しかも働きながら滞在できる
それがワーキングホリデープログラムに参加して得られる
「ワーホリビザ」なのです。

学校に行きたい、観光もしたい、
働いてちょっと滞在費も稼ぎたい・・・

という目的で1年間滞在できる
他にはない、とても優遇されたビザなのです。

ワーホリビザがなぜスーパービザと呼ばれるか、
おわかりいただけましたか?

違法滞在、違法就労が発覚すれば強制帰国、
その国に二度と入れなくなることもあるのです。

外国人が長く海外滞在しようと思ったらビザは大切なのです。
ビザが切れてしまった、申請が上手くいかなかったなどで
留学の志なかば、泣く泣くカナダを去る人を大勢見てきました。

どのビザをどのタイミングで使うのか、
慎重に判断して、失敗のないように申請したいですね。

It’s very important to understand about “visa” if you are studying abroad. 🙂